排卵させない・・・・低用量ピル(婦人科を受診して処方してもらう)



精子と卵子を出会わせないようにする・・・・コンドーム(性感染症予防)




精子を殺す・・・・殺精子剤(ゼリー・フィルム・錠剤)コンドームと合わせて使う)



   他にも、受精するタイミングをずらす基礎体温法や受精卵の着床を防ぐIUDもありますが、
   10代なら、上の3つを合わせて使うことが必要です。
   「安全日」「危険日」という考え方はありません。

思春期の性のコーナー

確実な避妊法をしないで性交渉をした場合、妊娠する可能性が高いです。「望まない妊娠」をした場合の選択の一つとなります。しかし、母性保護法に基づき一定の条件のもとで、指定医によって行われる手術ですので、同意書に本人と配偶者や相手の署名捺印が必要になります。医学的適応がなければ全額自己負担です。

どんな方法?・・・・胎児を人工的に母体外に取り出す。胎児の大きさによって方法が選ばれますが、遅くなるほど胎児は大きくなるので分娩するのと同じようになります。

時期は?・・・・なるべく早い時期の方が手術によるリスクや心身への負担が少ないので、妊娠12週未満に行う場合が多いです。それ以降 妊娠22週未満の間は死産扱いであり、更にそれ以降になるとできません。

金額は?・・・・一般的に妊娠12週未満で8〜15万円と言われますが、初診からその後の受診までの費用も必要です。週数が遅くなるほど、処置などが必要で金額も変わります。

思春期になって、異性に興味を持ったり、好きな人と 「親しくなりたい」「触れてみたい」と思うことは自然なことです。お互いが気持ちを伝え合い、親しくなるという交際もあるでしょう。一般に女の子は異性への精神的繋がりを重視するのに対して、男の子は直接的な体への接触に強い欲求があります。しかし、近年の調査では短い交際期間で性的な接触を持ち性行為に至る傾向が見られることや、10代では「望まない妊娠」と、「人工妊娠中絶」が多いこともわかっています。自分達の行為が今必要なことなのか、相手の心身を傷つける結果にならないように、付き合い方について二人でよく話し合ってほしいです。
避妊法の種類

人工妊娠中絶

IUD

緊急避妊法

これは性交渉から72時間以内にホルモン剤を飲んで受精卵の着床を防ぐ緊急用の避妊手段です。コンドームが破けてしまった!レイプされた!・・・すぐに産婦人科へ受診して処方してもらいます。ただし、妊娠を防げるのは80%程度と言われています。
      

妊娠検査薬

尿を検査薬(スティック状)にかけて検査します。妊娠すると尿の中に出るホルモンの量でわかります。月経予定日の約一週間後から検査ができますが、目安にしかならないので婦人科を受診して確定してもらうことが必要です。薬局で1,000円前後で購入できます。